お元気ですか? 苺です!
苺(いちご)と書いて苺(まい)と読みます。
今回はカロテノイド系の第二弾で、野菜以外のフィトケミカルも出てきますよ。
ルテイン
緑黄色野菜などに含まれる黄色の天然色素で、人の目の水晶体や黄斑部(おうはんぶ)などに存在します。
水晶体は、目のレンズの役割をする部分。
黄斑部は、目の奥側の壁にある光を感じるところです。
目の病気の予防
水晶体と黄斑部のルテイン量が少なくなると、白内障や加齢黄斑変性症(かれいおうはんへせいしょう)になりやすくなります。
白内障
水晶体がにごってしまう病気で、原因は加齢です。かすみがかかったような見え方になります。早ければ40歳から発症します。
加齢黄斑変性症(かれいおうはんへんせいしょう)
黄斑部にむくみや出血がおこったり、網膜がはがれたりして発症します。物がゆがんで見えたり、一部が欠けて見えたりします。50歳くらいから発症します。
白内障も加齢黄斑変性症も若いうちの発症はありませんが、ルテイン量に気をつけると発症を抑制することができます。
ルテインは光に強い!
光をさえぎる
人の目は太陽光(紫外線)そのものが酸化ダメージの原因になります。ルテインは紫外線そのものを遮断する働きがあります。
抗酸化作用
さらに紫外線を遮断しきれずに細胞に到達し、酸化ダメージを受けそうになっても、抗酸化作用によってこれを阻止してくれます。
ルテインは肌にも存在するので、紫外線による肌の老化防止にも一役買っています。
ブルーライトを吸収
さらにさらに人はブルーライト(蛍光灯・テレビ・パソコン・携帯電話の光)の強力なエネルギーダメージを常に受けていますが、ルテインはブルーライトを吸収する働きがあるのです。
ほうれんそう・ケール・ブロッコリー・卵黄➡油とよく混ざるので、油炒め・バター炒めにして食べるのがおすすめです。
ゼアキサンチン
ルテインのそっくりさん
ゼアキサンチンはルテインとそっくりの働きをします。それもそのはず、ゼアキサンチンはルテインが体内の代謝によってつくり替えられたものなのです。もとは同じものなんです。
じゃあルテインとゼアキサンチンのどちらかをとっていればいい!ってことではないんです。
両方ともうまくとれると、相乗効果で働きが増します。野菜をたくさん摂るのって大変ですものね。
ルテインとゼアキサンチンの違い?
含まれている食品に若干の違いがあります。
ですがまずは両方とも含まれていてイチ押しの食品は~ほうれんそう・ブロッコリーと卵黄です!
- ルテイン:ケール・パセリ
- ゼアキサンチン:パプリカ・とうもろこし
どちらも油とよく混ざりますので、油炒め・バター炒めにすると吸収がよくなります。
カプサイシン
唐辛子の辛み成分ですが、ししとうなどの辛くないものにも含まれています。
カプサイシンの量イコール辛味(からみ)ではなく分子構造の違いですので、辛いからたくさん入っているわけではありません。
エネルギー代謝を促進
代謝をよくすることで、肥満予防・血行促進・冷え防止にも一役買っています。
肥満予防
いつもよりエネルギーを消費してくれるので、肥満防止につながります。
血行促進
辛味がある分、塩分をひかえるようになりますので、血行が良くなっても血圧はあげません。
冷え防止
血行がよくなるので、身体の冷えがなくなってきます。肩こり・腰痛緩和にもなります。
アドレナリンが脂肪を燃焼!?
人は運動をするとまず糖分がエネルギーとして使われ、次に脂肪分がエネルギーとして使われます。ダイエットをする時、脂肪分消費までいかずに失敗してしまうことはよくあります。
カプサイシンは脳や脊髄(せきずい)などの中枢神経を刺激して、アドレナリンというホルモンを分泌します。アドレナリンが分泌されると、脂肪分解酵素リパーゼが活性化されて早い段階から脂肪が燃焼されるようになります。 🙂
カプサイシンは食べすぎ注意!
胃を荒らすので、食べすぎには注意しましょう。
- 目が充血しやすい人
- 痔疾の人
- アトピー性皮膚炎の人
も避ける、または控えた方がいいでしょう。