お元気ですか? 苺です!
苺(いちご)と書いて苺(まい)と読みます。

寒天ってカロリーが低いから、食べ放題だょね~
寒天はダイエットや便秘解消の味方なんですが、使い方を間違えるととんでもないことになってしまいます。

寒天の正しい使い方をマスターしましょう
寒天のあれこれ
寒天の歴史は古い
乾燥した棒寒天は昔からあるものですが、日本独特のものです。
さらに古くからあるところてんは中国から製法を学んだものです。
江戸時代に旅館の主人が、ところてんの残りを外に出していたところ、寒さで凍り➡自然乾燥の状態になったのを見てひらめき、乾燥寒天を作るにいたりました。
ゼラチンとの違い
ゼラチンは豚・牛などから抽出した動物性たんぱく質のコラーゲンからできています。
ゼラチンは体温で溶けるので、口どけの良さはピカイチですが、100gあたり300キロカロリーあります。
カロリーだけのことを考えれば、寒天はいくら食べても安心というイメージですね。
ローカロリーだけじゃない
寒天はテングサやオゴノリという海藻が原料です。
天然のミネラルがたくさん含まれていて、ローカロリーです。
ヨード、カルシウム:身体を冷やす効果があり、のぼせ・高血圧によい。
ヨードリン、鉄:痰(たん)のかたまりを溶かす去痰作用がある。
寒天の種類
角寒天(棒寒天):長野県で農家の副業として冬にだけ作られています。
糸寒天:ところてんを凍結➡乾燥させて作ったもの。おもに和菓子に使われていた。
粉寒天:使いやすいので、食品だけでなく工業用・医療用・化粧品用にも使われています。
棒寒天1本 = 糸寒天8グラム = 粉寒天4グラム
寒天は便秘解消するが?!
ローカロリーでミネラルも含まれる寒天は、ダイエットにおいて優秀食品と言えそうですが?
ちょっと待ってください。
少し変わった特徴があります。
寒天は1グラム100ミリリットルの水を吸収します。
かなりのカサ増しになりますので、食前に寒天を食べて空腹感をある程度満たして、食事量をおさえるのが、寒天ダイエットです。
さらに腸内で老廃物・毒素・発がん物質を一緒に吸着して体外に排出し、便秘解消にもひと役かいます。
が、必要なビタミンまで吸収して排出するので、食べすぎはよくありません。
できあがった寒天は一日に300~400グラムまでにしましょう。
粉末寒天を水と一緒に飲んで、お腹の中でふくらませる方法がありますが、水の量を間違って少なく飲むと、胃腸内の水分を吸い取ってしまい、便秘をひどくしてしまいますので、あまりおすすめしません。
カロリーが低い寒天ですが、特性はよく理解したうえで摂取するようにしましょう。