お元気ですか? 苺です!
苺(いちご)と書いて、苺(まい)と読みます。
ゴマ油だ~い好き!
身体にイイ成分は入ってる?
油にはたくさんの種類があり、おおざっぱに栄養別にすると
- 飽和脂肪酸
- オメガ3:αリノレン酸
- オメガ6:リノール酸
- オメガ9:オレイン酸
の4種類に分けられて、だいたいの油がどこかに分類できます。
ですがゴマ油は、リノール酸もオレイン酸も40%くらいずつ含まれているのです。
おぉ~!たしかに優秀だゎ~
ゴマ油あれこれ
ゴマ油は、白ごまを焙煎してから油をとるのが一般的です。焙煎しているから、あの香ばしい香りと褐色の色が生まれるのです。
- 純正ゴマ油:ごま100%の油です。
- 調合ゴマ油:大豆・なたねなどの食用油がブレンドされたものです。
調合ゴマ油は、ゴマ以外の食用油が入っているので、栄養成分も変わってきますよ
ゴマの産地
ゴマの産地は、ミャンマー・インド・中国・アフリカなどです。日本でも栽培していますが、量が少なくて油にするゴマはないのです。
主な輸入国は、ミャンマー・インドです。中国は、たくさん栽培しているのですが、需給が多すぎてさらに輸入しています。さすが中華料理の国ですね (^▽^;)
ゴマ油の栄養・効能
リノール酸
オメガ6を代表する脂肪酸で、ゴマ油には45%ほど含まれています。
リノール酸が、代謝されてγリノレン酸(ガンマリノレンさん)やアラキドン酸になりますので、名前が出てきた時には仲間だと思ってください。
リノール酸は、体内では作ることができないため、食品から摂取しなければならない必須脂肪酸です。
悪玉コレステロール値(LDL)を低くする働きがあるので、食品から摂取するように勧められてきましたが、善玉コレステロール値(HDL)も低くしてしまうことがわかり、今ではリノール酸ばかり摂取することは勧められていません。
だったらリノール酸は、必要ないんじゃないの?
そんなことはありません。体内で合成されるビタミンF(γリノレン酸・アラキドン酸)は、リノール酸を原料としています。
ビタミンFは、身体の働きを調整するプロスタグランディンという成分の元となります。
プロスタグランディンは適量なら
- 血圧を下げたり
- アレルギー症状を改善したり
- 子宮収縮をうながして生理不順を改善します
しくみがむずかしくて、よくわかんない
リノール酸についてすべてがわかっているわけではなく、まだまだ未知の栄養成分があるかもしれません
たいした栄養分がないからといって、まったく食べないのは危険な考え方です
オレイン酸
体内で合成される、オメガ9を代表する脂肪酸です。
ゴマ油には40%ほど含まれています。
- 血中の善玉コレステロール値はそのままで、悪玉コレステロール値のみ下げるので、動脈硬化・心臓病・高血圧の予防に効果がある
- 胃酸の分泌をコントロールして、胃酸過多や胃潰瘍を防ぐ
- 腸をなめらかにして、便秘を予防・解消する
- 放射線の害を防ぐ
(ゴマ)リグナン
フィトケミカルの一種で、8種類ほどのリグナンが見つかっていますが、そのひとつにセサミンがあります。
セサミンは、ゴマ特有の成分です。
- リグナンは抗酸化物質ですので、ゴマ油も酸化し(悪くなり)にくい
- 肝臓の活性酸素を取り除くので、肝臓を守り機能を高める
- 悪酔いのもと、アセトアルデヒドの生成もおさえるので、悪酔い・二日酔いを防ぐ
フィトケミカルとは?
植物に含まれる化学成分。移動できない植物が、紫外線・害虫・有害物質などから身を守るために作りだした。色・香り・灰汁(アク)・辛味などがある。
ゴマの栄養はとりたいんだけど、あの独特の香りがダメなんだ…
大丈夫あきらめないで!
いいものがあるよ!
太白油(たいはくゆ)
ゴマを焙煎せずに加工した、透明なゴマ油です。独特の香ばしい香りもないので、いろんな料理に使えるうえ、リグナン(セサミン)の効能も期待できます。
ゴマ油は風味もイイので、いろんな料理に使いたいところですが、脂肪なのでカロリーが高いのに変わりはありません。
とりすぎには気をつけましょう(^.^)/~~~