お元気ですか? 苺です!
苺(いちご)と書いて苺(まい)と読みます。
食品添加物って、種類が多すぎて全然わかんない!
なんのために使われてるのかもわからないし…
身体に悪いものばかりでもないみたいだよ~
調べてみよう!
食品添加物というと人工的な色付けなどを想像しますが、保存や加工のためにどうしても必要なものとして使用されたのが、はじまりなんです。
「添加物=カラダに悪い」と思われがちですが、実際はどうなんでしょうか?
結論!食品添加物には数えきれないほどの種類があって、身体に害のないものもあれば、できるだけ避けてほしいものもあります
避けたい添加物を知って、安全な食生活を手に入れましょう!
👇ココややこしいんで、読み飛ばしてもイイですよ👇
食品添加物とは
現代の食生活で、私たちはほぼ毎日添加物を口にしています。
食品添加物は、「食品の製造の過程においてまたは食品の加工もしくは保存の目的で、食品に添加・混和・浸潤その他の方法によって使用するもの」(食品衛生法第4条)と定義されています。
つまり食品を加工する際に添加するものであって、小麦や米・塩・砂糖などの食品原料とは別物ということなのです。
ちなみに食品衛生法は、 1947年に定められた法律で食品に関する重要な法令です。
添加物には石油製品などから化学的に合成された合成添加物と、自然界にある植物・海藻・昆虫・細菌・鉱物などから抽出された天然添加物とがあります。
2016年10月現在で、「指定添加物」(実際にはほとんどが合成添加物で、一部天然添加物)が454品目、「既存添加物」(すべて天然添加物)が365品目、使用が認可されています。
どちらも認可されているもの以外は使用することはできません。
これらの添加物の他に「一般飲食物添加物」と「天然香料」というものがあります。
一般飲食物添加物は、一般に食品として利用されているものを添加物の目的で使用するもので、約100品目がリストアップされています。
また天然香料は、自然界の植物や昆虫などから抽出された香り成分で、約600品目がリストアップされています。
ただしこれらはリストアップされているだけで、実際にはリストにないものも使用することができます。
以上の分類法は食品衛生法上の分け方で、私たちにとってはそれほど重要なものではありません。
👆読み飛ばしココまで👆
すべての添加物を覚えておくことは不可能です
日頃よく食べているものの中に、害のある添加物がないか調べてみましょう
原材料をチェックするクセをつけた方がよさそうね!
添加物の種類
着色料
食品のできあがりをよく見せるためのものですので、栄養的には必要のないものです。
ただカラフルにみせるものと、美味しそうにみせるためのものがあります。
クチナシ黄色素のような植物由来のものと、化学合成されたカラダに有害なものがあるので、原材料をよく見ましょう。
カラメル色素
とくに注意してほしい着色料です。
カラメル色素にはⅠ~Ⅳの4種類がありますが、カラメルⅢとカラメルⅣには発がん性物質がふくまれています。
ところが製品には「カラメル色素」としか表示されていないので、Ⅰ~Ⅳのどれが使われているのか分からないのです。
メーカーがどのカラメル色素なのか明示してくれない以上、カラメル色素と表示された製品は、なるべく買わないようにするという姿勢でのぞむしかありません。
でもカラメル色素って加工食品によく使われてるよね?
そう!香ばしく焦げた色や醤油・ソースなど茶色い色を美味しく見せるのにたいがい使用されてるんだ
「てりやき味」にはたいがいカラメル色素が使われているので注意してね!
「丸大ミートボール(トマトソース味)」や
👇イシイのチキンハンバーグ👇はカラメル色素が使用されていません。(⌒∇⌒)
タール色素
タール色素は、19世紀の中頃にドイツで開発されたものです。コールタールを原料に作られたいたため、この名前がつけられました。
コールタール⁉こわ~~い💦
コールタールに発ガン性のあることがわかったため、現在は石油製品から作られています
じゃあ安全なの?
結論!安全とは言いきれません。
動物実験ではありますが、ガンが発生したり腎臓・甲状腺に異常がでたり、貧血を起こしたりといった結果もあります。
アレルギーの人は注意!
赤色102号・黄色4号・黄色5号は、じんましんを起こすものとして皮膚科医の間では警戒されています。
もし原因不明のじんましんが出た時は、上記3種類のタール色素の入ったものを食べていないか?うたがってみましょう
現在、日本で食品添加物として認められているタール色素は全部で12品目あります。
赤色2号・赤色3号・赤色40号・赤色102号・赤色104号・赤色105号・赤色106号・黄色4号・黄色5号・青色1号・青色2号・緑色3号
原材料欄にも表示されています。「赤102」とか「黄5」といった表示になっている場合もあります。これ以外のものは使用が許可されていませんので、確かめてくださいね。
カレーライスに添えられている福神漬けや焼きそばにのっている紅ショウガが、ごはんや焼きそばを真っ赤に染めているのを見ると、なんとも不自然な色だと思いませんか?
メロンソーダの真みどり色やブルーハワイの青色も、なかなか自然で出せるものではありません。
タール色素を使用した色鮮やかな食品を「美味しそう!」とみるか「危険だ!」ととらえるかは、あなた次第です
でもみんなが「危険だ!」と感じて食べなくなれば、自然とタール色素の使用も減っていくというわけね!
発色剤
肉の色やたらこ・明太子・イクラ・すじこなど魚卵の色をよく見せるために使われます。天然由来のものはありません。亜硝酸ナトリウム・硝酸カリウムなど。
亜硝酸ナトリウム
たらこ・明太子・イクラ・すじこは、そのままだとすぐに色が黒ずんできます。
食べられないわけではありませんが、色の悪い物を好んで買う人はいませんよね。
そこで色を鮮やかに見せるのに、亜硝酸ナトリウムが使われています。
たらこ・明太子・イクラ・すじこの赤い色は、ミオグロビンなどの筋肉色素です。ミオグロビンは亜硝酸ナトリウムと反応して、ニトロソミオグロビンという鮮やかなピンク色の物質になり、きれいな色をたもつんです。
ところが亜硝酸ナトリウムは、魚卵に多く含まれるアミンという物質とも化学反応をおこして、強い発ガン性のあるニトロソアミン類に変化するのです
強い発ガン性…⁉
そう、これを裏付ける調査結果があります。たらこ・明太子・イクラ・すじこなどの塩蔵魚卵をたくさん食べている人ほど、胃がんになる確率が高い。国立がん研究センターが約10年間、追跡調査を行なった結果です。
ですので亜硝酸ナトリウムの表記があるものはオススメしません。亜硝酸Naと表記されているものもあります。
もうたらこ・明太子・イクラ・すじこは食べられないのね…
そんなことはありません。亜硝酸ナトリウムを使用していない場合もあります。だから原材料表示をよく見てほしいんです。
たらこ・明太子・イクラ・すじこの黒ずみを防ぐ方法が他にあるの?
天然色素のカロチノイド色素とベニコウジ色素を使うことで、赤く見せることができます。
カロチノイド色素は植物にふくまれる色素で、トウガラシ色素・トマト色素・ニンジンカロチンなどがあります。安全ですよ。
ベニコウジ色素は、ベニコウジカビから抽出された赤色の色素です。安全とは言いきれませんが、亜硝酸ナトリウムよりはずっとマシです。
わたし魚卵類は苦手だからよかったわ~!
ところが魚卵類だけではないんです…ハム・ソーセージもきれいなピンク色をたもち続けるために亜硝酸ナトリウムが使われていることが多いんです。
ハム・ソーセージは大好き…ヤバいな…
でも消費者の健康を考えて、亜硝酸ナトリウムを使用しない商品はちゃんとありますよ(⌒∇⌒)
原材料欄をしっかり見るクセをつけましょう!
漂白剤
かんぴょうやドライフルーツを色よく見せたり、殺菌目的で卵の殻や野菜くだものに使われます。亜塩素酸ナトリウム・亜硫酸ナトリウムなど。
保存料
腐敗やカビの発生などをおさえるために使われます。食中毒をなくすのが目的ですが、人畜無害ではありません。
安息香酸Na(あんそくこうさんナトリウム)
有名な栄養ドリンク・清涼飲料水に入っていて、糖分や栄養成分が腐敗するのを防ぐ役割をしています。
動物実験では毒性が強く、過敏状態・尿失禁・けいれんを起こしてしまいました。
ビタミンCと反応すると白血病を起こすベンゼンに変化することも問題視されています。
毒性と発ガン性の危険があるということです
だから安息香酸NaとビタミンCが一緒に入った飲料はオススメできません。
また安息香酸Na入りの飲料と、ビタミンC入りの食事との食べ合わせもベンゼンに変化する危険性があるので注意しましょう。
防カビ剤
私たちがよく目にする防カビ剤は、3種類あります。
- OPP(オルトフェニルフェノール)またはOPP-Na(オルトフェニルフェノールナトリウム)
- TBZ(チアベンダゾール)
- イマザリル
3種類とも輸入かんきつ類に使用されています。アメリカ産のレモン・オレンジ・グレープフルーツやイスラエル産のスウィーティーなどです。
収穫された果実が日本に着くのに、船便で数週間かかります
その間に腐ったりカビが生えたりするので、防カビ剤が使われるというわけ
あ~じゃあ収穫してから輸出前に、防カビ剤をかけるってことね
そう、だから特に皮の表面はよく洗って、皮ごと食べるのは避けた方がイイでしょう。
そんなに身体に悪いの?
- OPPまたはOPP-Na:発ガン性
- TBZ:催奇形性(さいきけいせい)
- イマザリル:急性毒性(脳や神経に影響する)
催奇形性(さいきけいせい)
妊娠中の女性が薬物を服用した時、胎児に奇形がおこる危険性のこと。胎児の身体が形成されるのは3ヵ月までなので、催奇形性の高い薬物はこの期間に服用しないよう注意する必要があります。
ヤバいのばっかじゃん!
実験結果もいくつか出ているけど使用禁止にはなっていない…
自分の身は自分で守るしかないんだ
防カビ剤は収穫後にかけるんだから、きれいに洗って皮をむいて食べれば安全ってことだょね
ところがそうでもないんです( ̄▽ ̄;)
防カビ剤3種は水洗いしただけではあまりとれません。皮についた防カビ剤を果肉につかないように切ったりむいたりするのは、至難の業(しなんのわざ)です。
さらに皮にかけられた防カビ剤は、微量ではありますが果肉にも浸透しているんです。
レモン・オレンジ・グレープフルーツ・スウィーティーも食べられないのか~
国産品だったら大丈夫だよ!搬送するのに何日もかからないからね
店では防カビ剤の表示が義務づけられています。輸入品で防カビ剤の表示がないものは、単なる表示ミスです。心配な人は原産地をよく確認して、国産のものを選びましょう。
安定剤
食品に粘りやとろみをつけるための「増粘剤」、形がくずれないようにする「結着剤」、液状からゼリー状にする「ゲル化剤」にわけられる。
「増粘剤」:増粘多糖類といわれ、植物性由来がほとんどです。ペクチン・グアガム・カラギナン・タマリンドなど。
「結着剤」:練り製品・チーズ・ソーセージ・成型肉などに使用。ピロリン酸ナトリウム・リン酸塩・カゼインナトリウムなど。
「ゲル化剤」:寒天・ゼラチンなど。
にがり・消石灰
にがりは豆腐をつくる過程でかならず必要ですし、消石灰(しょうせっかい)もこんにゃくを作るためになくてはならないものです。
栄養強化剤
カルシウムや鉄分を加えた牛乳、ビタミンCを加えたジュースなど多数あります。
酸味料
たくさんの種類があります。クエン酸や乳酸のように安心なものから、化学合成されたものまであって数種類同時に使用されます。「酸味料」と一括書きして、詳細はわからないことが多いです。
香料
合成香料と天然香料があります。数種類調合して使用するので、一括で「香料」と書かれ詳細はわからないことがほとんどです。
使用基準では安全だが?
食品添加物の安全性は、国際的な機関が実験によるデータから検証して摂取基準値や使用方法をさだめています。
じゃあ神経質にならなくてもイイんじゃん!
でもこの基準は一度に大量に摂取したり、ひんぱんに摂取しないようにというものです。
しょっちゅう口にしないから、身体には全く影響がないという証明はされていません。
人生70年の間ずっと検証し続けたものではないという事です。
でも神経質になると、なにも食べられなくなっちゃいます(^▽^;)
だからひんぱんに口にしているものは、悪い添加物が使われていないか気にしてくださいね
ただココでちょっと気をつけてほしいのが、化学調味料なんです。
うま味をつけるために調味料は必要ですが、天然のものは手間もかかりますので化学調味料が使われることがほとんどです。
ほとんどのスナック菓子に、かなりの量の化学調味料が使われているのをご存知でしょうか?
味が濃くて美味しくて、食べ始めると止まらなくなりますよね?
あれは化学調味料の力なんです。
化学調味料の味に慣れてしまうと、天然の薄味が物足りなくて味覚がマヒしてしまいます。
味の濃いものばかりを食べるようになり、身体にも影響がでます。
すぐに結果が出るものではありませんので、気がついた時にはすでに遅し…という感じです。
👇ココが大事!👇
食品添加物は悪いものばかりではありませんが、化学合成されたものはチェックできるようになりましょう!