お元気ですか? 苺です!
苺(いちご)と書いて苺(まい)と読みます。
わたし農作物つくったことないんだけど~農薬ってそんなに必要なものなの?
ん~悪いことだけでもないんだょね~
農薬の現状
日本では今2003年の食品衛生法改正で、すべての農薬にたいして一定の規定が設けられるようになりました。
今まではネガティブリスト制度といって、基準以上残留する農薬だけをリストアップして、流通を禁止してきました。
ですがこれだと基準値内でリストにあがっていなければ、残留していても流通してしまいます。
これをうけて2006年にポジティブリスト制度に変わりました。
ポジティブリスト制度とは、基準に満たない残留で安全だと認められたものだけリストにする方法。
リストにない農薬はすべて禁止するというものです。
おぉ~!
これならかなり安全だょね~
でも農薬ってなんのために使うのでしょう?
売っている野菜に虫がついていたら、店に文句を言いませんか?
農薬の危険性と虫のついた野菜、どちらがイイですか?
うぅ~💦究極の選択だゎ~
そう~とくに都会の人は、きれいな野菜をスーパーで買うのが当たり前になっているので、虫1匹ついていても大クレームになりますよね。
でも健康のことを考えれば、農薬の心配のない方をとるべきです。
虫食いや虫を発見した時のストレスから、野菜ばなれになる可能性があり、虫の徹底駆除のためにまた農薬を使用する…といった悪循環がうまれています。
カット野菜ならめんどうな事もないだろうと買い求めても、カット野菜には基準値内の殺菌剤が使われています。
農薬ゼロの食材を求めるのは、なかなか至難の業なんです。
さらに輸入品の輸送中・貯蔵中の腐敗をふせぐためのポストハーベスト農薬は、果物などの表面に直接残留している可能性が高いので、健康への影響が問題になっています。
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家庭でもできる農薬カット
残留農薬は、見た目だけではなかなか見分けられません。
家庭でもちょっとしたことに気をつければ、体内にとり込む量を最小限にとどめられます。
国産のものを選ぶ
輸入品のポストハーベスト農薬も、ポジティブリストで規制されていますが、国産品をえらべば使用量ゼロです。
国産品でも減農薬など特別栽培農産物表示のものを選ぶと、さらに安全です。
農薬・化学肥料を通常の半分以上減らして栽培したものには、特別栽培農産物と表示されています。
有機栽培商品を選ぶ
一番安心なのは、有機栽培商品です。
栽培期間中はもちろん種まき・植え付け時の2年以上前から、農薬や化学肥料を使用しない田畑で栽培します。
遺伝子組み換えでない農産物だけが有機栽培の表示が許可されています。
調理段階で除去する
流水で洗う:調理の前に流水でていねいに手洗いするだけでも、表面についた農薬はかなり落ちます。
皮をむく:農薬は農作物の表面に残留することが多いので、皮を厚めにむくのが効果的です。
揚げる・炒める・ゆでる:高温で調理することで農薬が気化・分解されます。100℃以上での調理は、除去率がかなり高くなります。