お元気ですか? 苺です!
苺(いちご)と書いて苺(まい)と読みます。
オクラって知ってる?
知ってるよ~ウチの子、幼稚園で栽培してた
胃腸を守ってくれるから、たまには食べてね~
え~~っ!そうなんだ~!
オクラってちょっと独特の野菜で食べ方もかぎられてしまっているかもしれませんね。
でも身体にとてもイイんです。ちょっと調べてみましょう。
オクラのあれこれ
オクラの産地
原産地はアフリカの北東部、エジプトなどで古くから栽培されていたのです。
オクラ(okra)はなんと英語名です。
日本で一般的によく食べられるようになったのは、昭和50年代からです。
意外と新しいんですね。
日本での産地は鹿児島県で、全体の1/3をしめます。
ついで高知県・沖縄県です。
暖かいところで育ちます。
スーパーなどでは1年中でまわっていますが、旬は夏です。
オクラのぬめり成分
中の白い部分に独特のぬめりがありますが、あのネバネバに整腸作用があり便秘・下痢に効果があります。
そのほか胃の粘膜をまもり、胃潰瘍や胃炎を防ぎます。
またアルコールから胃壁をまもるはたらきもあるので、酒のつまみに最適です。
ペクチン
ペクチンはりんごやオレンジにふくまれていて、ジャムにするとトロリとする成分です。
野菜ではオクラにふくまれています。
水溶性食物繊維の一種ですので、整腸作用があります。
便秘予防や大腸がんを遠ざけます。
さらにコレステロールを排出したり、血糖値の上昇をおさえて動脈硬化・糖尿病の予防にも役立っています。
βカロテン
緑黄色野菜なのでβカロテンが豊富です。
抗発ガン作用・免疫活性作用があります。➡がんを防ぎ、免疫力を上げるということです。
そのほか体内でビタミンAに変換され、髪の健康維持・視力維持・粘膜や皮膚の健康維持・のどや肺など呼吸器系統を守るはたらきがあります。
カリウム
塩分を排泄する➡高血圧・長時間の運動による筋肉のけいれんを防ぐ。
カルシウム
骨を形成し、イライラを解消。
栄養満点なのはよ~くわかったんだけど、料理しづらいんだよね…
オクラをおいしく食べよう!
えらび方
オクラは、食べるのはおもに若い実。
放っておくと硬くて食べられなくなります。
緑色が濃く鮮やかなものがイイです。
野菜やくだものって大きいものをえらんでしまいがちですが、オクラは小さいとやわらかくておいしいことが多いです。
産毛(うぶげ)がしっかり残っているものが新鮮です。
調理法
まず産毛(うぶげ)が気になる場合は少量の塩をつけて手でこすり、そのあと水洗いしましょう。
こまかくきざんでネバネバを楽しむ食べ方が一般的です。
納豆とまぜたり、長いものすりおろしと一緒にどんぶりにしたり…
でもこれだけだとワンパターンですよね。
あまりむずかしく考えずにサッと炒め物に加えると、レパートリーがふえます。
たとえば2つに斜め切りにして、野菜炒め・焼きそば・八宝菜・酢豚などの具に加えます。
カレーに入っている場合もありますよね?
コツは、短時間で仕上げることです。
ねばりが出てくると、ちがう料理になってしまいますので~(^▽^;)
生でも食べられますので、火のとおりを気にしなくても大丈夫です。
ちょっと面倒だけど
豚の薄切り肉で巻いて焼く「肉巻きオクラ」は弁当の一品にもなりますよ。
豚肉は15センチほどの長さがあれば、1センチ幅のクズ肉でも作れます。
オクラのヘタを落として➡豚肉で巻いて(はしっこが出てもOK)➡巻き終わりを下にして、中火のフライパンにならべ➡料理酒大さじ3~4を入れて蒸し焼きに➡水分がなくなる前にタレを入れて、フライパンをゆすりながらコロコロころがして汁けが少なくなるまで炒める。
味付けのタレは焼肉のタレでも焼き鳥のタレでもお好みで~市販のタレを使うと簡単です。
切るとカワイイ断面があらわれます。(⌒∇⌒)
超かんたん!
ゆでてマヨネーズをつけて食べる!
わたしの母はコレでした。
でもおいしい!(⌒∇⌒)
保存方法
使いきれない時は、冷蔵庫の野菜室へ。
暖かいところでとれる野菜なので、冷やしすぎないようにしてください。
5℃以下になると低温障害をおこすことが多いです。
火をとおして使うなら、生のまま冷凍保存もOK。(シャキッと感はなくなります)