お元気ですか? 苺です!
苺(いちご)と書いて苺(まい)と読みます。
今回はイオウ化合物であるニンニクやネギ類のフィトケミカルです。
クセは強いですが、健康にもダイエットにもイイですよ~。
アリシン
強い抗菌・抗カビ作用をもつ化合物です。生ニンニクを煮たり炒めたりした時に、臭いの元となります。
はじめからアリシンという物質があるわけではなく、アリインという物質が分解してアリシンとなります。切る・つぶす・加熱すると分解されます。
疲労回復効果
アリシンそのものでも疲労回復の働きがありますが、同じく疲労回復の効果のあるビタミンB1と結びついて効果を持続させます。
生活習慣病予防
糖尿病・高血圧などの生活習慣病の原因となるコレステロール値を下げる効果があります。
血糖値の上昇をおさえる
血糖値とは血液中に含まれるブドウ糖の量です。アリシンはビタミンB1と協力して、インスリン(という血糖値を正常に保つホルモン)の分泌を促して、血糖値の上昇をおさえます。
感染症予防
強い殺菌力があるので、昔から食中毒を防ぐ薬味として使われていました。源氏物語にもアリシンを含むニンニクが風邪薬として使われていたという記述が残っています。
食欲増進
アリシンの甘く香ばしい香りは、唾液(だえき)や胃液といった消化液の分泌を促し、胃腸の働きを活発にするため、食欲を増進し、消化吸収を高めます。
血流改善
イオン化合物はすべて血液をサラサラ状態に保つ働きがあります。➡血栓ができにくい➡心筋梗塞・脳梗塞予防
ニンニク・にら・ねぎ・玉ねぎ・あさつき
スルフォラファン
ブロッコリーに微量含まれている成分ですが、ブロッコリースプラウトには大量に含まれています。いまブロッコリースプラウトが注目されているのは、このスルフォラファンの働きがスゴイからなんです!
ピロリ菌除去
日本人の2人に1人が持っているというピロリ菌。胃炎や胃がんを引き起こす原因菌です。スルフォラファンは、このピロリ菌を除去する働きを持っています。
解毒作用
私たちは体内に「解毒酵素」を持っていますが、スルフォラファンは「解毒酵素」の働きを高めてくれます。
抗酸化作用
体内に持っている「抗酸化酵素」の働きを高めます。
花粉症抑制
スギ花粉の花粉症をおさえるという実験結果があります。
メタボ予防
油っこいものを食べた時の内臓脂肪の蓄積を抑制します。
悪酔い軽減
悪酔いの原因であるアセトアルデヒドの代謝を促進します。
ブロッコリースプラウトの食べ方
生でよく噛むことがポイントです。
スルフォラファンはミロシナーゼという酵素とあわさらなければ力を発揮しません。よく噛んでミロシナーゼと混ぜ合わせ、吸収力を高めましょう。
ミロシナーゼは熱に弱いので、ジュース・スムージーにするのもおすすめです。
スルフォラファンは働きが3日間持続するので、3日に1度のペースで食べるとイイですよ。
イソチオシアネート
大根・にんにく・わさび・キャベツ・白菜・ブロッコリー・小松菜など
ガン予防
体内にあるの「解毒酵素」働きを高めたり、抗酸化力を高める働きによって、がん細胞の増進をおさえます。
ダイエット効果
代謝を高める働きにより、痩せやすくなります。
殺菌作用
- 大根のおろし汁で口をゆすぐ➡口内炎・虫歯・歯肉炎に効果
- 大根にハチミツを加える➡咳止め・のどの痛み・二日酔いを治す
抗酸化作用
細胞が若返ってアンチエイジングにもなります。
生食がおすすめ
熱に弱いので生食がイイでしょう。蒸すのもOKです。
揮発性なので、切ったり、おろしたりした物は、すぐに食べるのがいいです。