お元気ですか? 苺です!
苺(いちご)と書いて、苺(まい)と読みます。
最近オメガ9とかオメガ3とか、よく聞くけど~?
そうですね。油の成分名で、炭素と水素のつながり方のちがいで分類したものです。
化学的に言われても、全然わかんない!
たしかに~(^▽^;)できるだけわかりやすく説明します。
オメガ9脂肪酸
代表とする脂肪酸はオレイン酸です。
オレイン酸は、血中の善玉コレステロール(HDL)はそのままで、悪玉コレステロール(LDL)のみ下げます。
➡血液がドロドロになるのをおさえるので
➡動脈硬化・心臓病・高血圧の予防に効果があります。
また胃酸の分泌をコントロールして、胃酸過多・胃潰瘍を防ぎます。
腸をなめらかにして、便秘の解消・予防します。
➡肌荒れの解消
放射線の害を防ぐはたらきもあります。
役立つ効能が多いので、すすんで摂るように言われていますが、体内でも作りだされるので、摂りすぎには注意が必要です
オリーブオイル
オレイン酸を80%ほど含むオリーブ油は、オメガ9の代表選手です。
数ある油の中でも「オリーブオイルが最強!」という研究者もいます。
ですが酸化・劣化しやすいので、粗悪品を買わないよう気をつけましょう。
なたね油
キャノーラ油ともいい、日本でもっとも多く消費されています。
なたねの種子が原料です。
オレイン酸64%
キャノーラ油はなたねの中でもカナダで開発されたキャノーラ品種から採油されたもので、国産菜種油とは厳密には同じものではありません。
値段がぜんぜんちがいますよね(^▽^;)
菜種油の製造法は、なたねの種子に圧力をかけて油をしぼりだします。
その時全体の40%の油分のうち、25%の油分がしぼれます。
ですが残り15%の油分をしぼりきるために、薬品をつかうところが多いのです。
薬品を使えば、短時間でしぼりきることができるからです。
さらにそこからたんぱく質をとりのぞいて、きれいな菜種油に仕上げます。
ここでも薬品を使って、短時間でたんぱく質をとりのぞく場合がほとんどです。
これらの薬品は最終段階で加熱して気化させるので、表示されることはありません。
スーパーに並べられているだけでは、薬品を使っているかどうかなんてわからないんです。
👇圧搾一番搾りにこだわった菜種油👇
べに花油
サフラワーのことです。
クセがなく、ビタミンEが多く含まれています。
リノール酸の多い紅花(べにばな)を品種改良して、オレイン酸の多い品種が増えています。
米油
日本で生まれた、米ぬかが原料の油です。
オレイン酸43% リノール酸35%
γ(ガンマ)オリザノール
米ぬかにだけ含まれる成分です。
コレステロールの吸収をおさえる作用や、更年期障害などの不定愁訴に効用があるので、医薬品として使われています。
紫外線防止のために、化粧品にも用いられています。
不定愁訴(ふていしゅうそ)
「頭が重い」「疲れがとれない」「イライラする」「眠れない」などの自覚症状をうったえるが、検査をしても原因や病気が見つからない状態です。
落花生油
焙煎したピーナッツの独特の香りと風味があります。
中華料理やフランス料理によく使われています。
オレイン酸47% リノール酸31%