お元気ですか? 苺です!
苺(いちご)と書いて苺(まい)と読みます。
「機能性野菜」ってなに?ちゃんと食べれるの?
なかなかすぐれものの野菜だよ
何種類かは目にしてると思うよ
機能性野菜とは
食品には、それぞれたんぱく質・炭水化物・脂肪・ビタミン・ミネラルといった栄養があります。
この栄養は、身体そのものを形づくります。
これとは別に機能性成分というものが注目され、研究がすすんでいます。
機能性成分はなくてもすぐに死んでしまうものではありませんが、病気を予防したり老化を遅らせたりします。
その結果、健康寿命がずいぶんのびてきました。
この機能性成分を特化させた野菜のことを機能性野菜といいます。
???
たとえば高リコピントマトなんてスーパーで見たことないですか?
機能性の高いトマトがあったらうれしいですよね?(⌒∇⌒)
でもこれ、どうやってつくるんだろ?
大きくわけて2種類あります。
品種改良で機能性成分が高くなる種をつくりあげる方法。
もうひとつは室内で、LEDの人工光を使って栽培する方法です。
LEDを使う方が効率よく育つため、栽培工場が増えてきています。
太陽光をまったく浴びていない野菜なんて大丈夫なの?
いまの研究段階では、とくに問題ないそうですよ。
高リコピントマト
ふつうのトマトよりリコピンが多くふくまれています。
リコピンは、しみ・そばかすの原因となるメラニンをつくる活性酸素をおさえる働き抗酸化作用があります。
リコピンの色は赤です。
赤い色があざやかなトマトほどリコピンが多いといえます。
ブロッコリースーパースプラウト
ふつうのブロッコリースプラウトは、ガン化抑制効果があると話題になりよく出まわるようになりました。
ブロッコリースーパースプラウトは、さらにガン化抑制のはたらきをするスルフォラファンの濃度が高い機能性野菜です。
オレンジクイン(白菜)
外側は緑の葉ですが、カットすると中がオレンジ色の白菜です。
ふつうの白菜より、ポリフェノールやビタミンCなどが多く含まれています。
金時にんじん
あざやかな赤色のにんじんで、リコピンを多くふくんでいます。
以前からいろどりのために日本料理屋や正月などにつかわれていました。
金時にんじんとは別に、「京くれない」「こいくれない」の名前で栽培されているものもあります。
ビタミンB12かいわれ
動脈のつまりや心臓病予防にイイといわれるビタミンB12をふくむカイワレです。
今までですと動物性の食品にしか含まれていない成分でした。
しかもカロリーの低い野菜でとれるのもうれしいですね。
低カリウムレタス
成分をへらしてつくられた機能性野菜もあります。
低カリウムレタスはカリウムの含有量を80%へらしたリーフレタスです。
腎臓病などで透析をしている患者さん向けにつくられました。
👇コレもついでに👇
以前からあるレタスと最近よくみかけるサラダ菜。サラダ菜の方がβカロテンの含有量が10倍近く多いんです。食感と栄養、どちらをとるか?まよいますね。
アイスプラント
南アフリカ原産のアイスプラントは、少し変わり種の野菜です。
水滴がついているように見えますがもともとアイスプラントがもっているもので、ほんのり塩味がするんです!
最初からたくさんの機能成分が含まれていることに注目されていましたが、さらに機能成分を高めた新顔野菜です。
- 身体に脂肪をためにくくしたり、うつ病などに効果的なイノシトール類
- 抗酸化作用が強いβカロテン
- ビタミンK
などの機能性を高めました。
今までは品種改良というと、おいしさや食べやすさを目的として研究されてきました。
これからは機能性をプラスした改良研究がすすんでいます。
おいしくて機能性の高い食品がふえて、本当の意味で食生活が豊かになっています。
研究者の皆さん、栽培者の皆さん、本当にありがとうございます‼